今年5月に政府が電気料金の補助政策「激変緩和措置」縮小予定であることから、今後も電気料金の値上がりが予想されます。

このピンチを、住宅のリフォームで少しでも和らげる方法はないのでしょうか? 

今回はポラスグループの住宅資材センターリフォーム部・福地さんと、第一エネルギー設備営業課・笈川さんに、長期的な視点から家計の節約につながるリフォームについて、話を聞きました。

写真左:第一エネルギー設備営業課 笈川直也さん 写真右:ポラスグループ 住宅資材センターリフォーム部 福地愛さん

リフォームで家計の節約をしようと考えた場合のポイントは?

笈川:毎月かかる光熱費をどうするかですね。私が担当する太陽光発電などの電気の供給源の見直しは、直接的に光熱費を下げる対策に、福地さんが担当する住まいの断熱対策光熱費を増やさない対策になります。

福地:笈川さんが「攻め」の対策、私は「守り」の対策ですね。

笈川:ある一戸建では2023年に1kWh単価が10円値上がりした結果、それまで月12,000円程だった電気代がプラス4,000円になったと聞きました。これから政府の電気料金の補助も段階的になくなりますので、事態はもっと深刻になります。

福地:生活自体は何も変わらないのに、光熱費は恐ろしいほど値上がりをしている。暖房器具をあまり使わないなど日頃の工夫に加えて、住宅の設備を見直して対策を練る必要があると思います。

光熱費削減のためにどんなリフォームをおすすめしますか?

福地:築15年くらいのお宅に伺って商談をしていると、足元がとても寒く感じることがあります。比較的新しい家は断熱性能が良く、床暖房も使わなくてよいほどなのですが、これくらいの築年数になってくると、床や内窓の断熱対策が必要になってきます。

笈川:「家が寒い」というご家族に多いのが、お風呂場や洗面所を暖かくしようと考えるケース。確かに浴室暖房は便利な設備ですが、それとは別に、浴室の床下に断熱材を入れるという選択肢もあります。

福地:家中の断熱効果を高めて、あまりエアコンを使わなくても快適な状態にすることが、実は一番効果的です。冬の寒さだけでなく、夏の暑さ対策としても。また断熱対策をすることで湿気や結露が減り、カビやダニの発生を抑えられることから、それが原因となる病気の予防にもなる。つまり医療費の削減にもつながるんです。

笈川:エネルギーの見直しだと、太陽光発電を設置することが一番効果的だと考えております。ご自宅の状況によっても変わりますが30%以上の電気代削減が期待できます。最近はほとんどの方が蓄電池も導入しており、削減効果は80%程度を見込めます。

リフォームをする際の注意点は?

福地:リフォームをする時期を選ぶことですね。その意味では、大型補助金が用意されている「今」がおすすめです。例えば「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ2024事業」という2つの補助金の合わせ技が使えるので、私のお客様の中には180万円分の補助がでたケースもありました。補助金の情報はなかなか掴みづらく、適用条件もわかりづらい。私たちプロに聞いてもらうのが一番早いかと思います。

笈川:太陽光発電の場合は、訪問販売などの営業が多いかと思います。ただ、屋根の上に数百kgの設備を乗せる工事が必要ですので、建物の構造をよく理解している業者でないと信頼することができません。ポラスでは工事前に必ず構造計算を実施し、問題ないことを確認しています。まずは私たちにご相談いただくのが安心かと思います。

内窓断熱リフォームを実施したお宅を訪問!~埼玉県 Kさんご一家~

「エアコンをつける時間が短くなりました」

昨年の11月に、1階リビングの窓に内窓を設置したKさんご一家。

もともとはお子様のピアノの練習で漏れる音を近所に気遣っての決断でしたが、やってみると断熱の意味でも思った以上の効果があったといいます。

リビングの窓6枚を二重窓に。防音だけでなく、断熱の効果も実感できます。

「冬の期間も、日中はエアコンをつけなくても大丈夫な日もありました」と語る奥様。光熱費削減にもつながったそうです。

窓の表面温度を計測してみました

断熱・エネルギーリフォームのご相談は「暮らしのコンシェルジュ・デスク」まで!

暮らしのコンシェルジュ・デスク

また、情報誌スマイリング本誌に封入の「太陽光発電・蓄電池システム」「超大型補助金でリフォームチャンス到来!」のチラシが、WEBでもご覧いただけます。
「太陽光発電・蓄電池システム」
「超大型補助金でリフォームチャンス到来!」

 

引用元:情報誌スマイリング2024年春号

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