住まいを永く、快適に保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。

ただ、メンテナンスすべきポイントは築年数によって異なるため、住まいのプロによるアドバイスがほしいところ。

そこでポラスグループのメンテナンス担当 伊藤さんに、今回から3回シリーズで「永く住むための住まいの健康法」を聞いてみます。初回は築1~7年の住まいを中心にインタビューしました。

【ポラスグループ】住宅品質保証株式会社

アフターメンテナンス部 伊藤 大然さん

Q. 築1~7年の家のメンテナンスって、何をすればいいの?

築2年までは壁紙の隙間や剥がれ、フローリングの床鳴りなど、主に内装のちょっとした不具合築5年を過ぎると建具やサッシの建付け調整に関する不具合が出始めます。それに対して、細かな修繕を施すことが必要です。

また、排水管や給水給湯管内部の汚れも気になります。専用の器具を使ったプロによるメンテナンスを検討する時期になります。

Q. まだ築年数が浅いので大きな故障は少ないと思いますが、ちょっとしたことでもポラスに相談したほうが良いのでしょうか?

もちろん、何でもご相談ください!

小さな故障を早期に対応することで、大きな故障につながるリスクが軽減できます。

3ヶ月、1年、2年、5年、7年の点検のタイミングそれ以外でも気になった時にはいつでも「暮らしのコンシェルジュ」や家を建てた時の営業担当にご相談ください。

暮らしのコンシェルジュ・デスク

Q. プロにお願いしなくても、自分でもできる日頃のお手入れやメンテナンスはありますか?

屋外

お庭の植栽は、樹種により成長が異なります。ゴールドクレストやコニファー等は上に伸びる傾向があるので、ある程度成長したところで先端を切ってあげましょう。樹高の調整ができます。

サッシや電動シャッターの動きが悪くなった時には、ベタつきが少ないシリコンスプレーを利用しましょう。

屋内

壁紙が剥がれてしまったら、でんぷん糊がおすすめ。適量塗ってローラーでしっかり固定してください。床が傷ついてしまった時には、ホームセンターに売っている床補修用クレヨンなども活用できます。

バスルームのカビ対策として、入浴後は温水シャワーでカビの原因となる石鹸カスなどを流しましょう。また入浴直後は浴室が温かいうちに扉を閉めて換気扇を回すと水分が蒸気として排出されやすく効果的です。

Q. 今後、築10年目に「10年保証延長工事」があります。それに備えて、今の段階からすべきことはなんでしょうか?

「10年保証延長工事」は推奨工事を含めると60~200万円程度の費用が掛かります。今の段階からしっかりとした資金計画を立てることをおすすめします。

毎月1万円の積み立てで、5年後には60万円になります。積み立てが間に合わない分はリフォームローンとの併用も可能です。また10年でどのくらい経年劣化が進行したのか比較するため、今のうちから、外壁などのひび割れ・コケ汚れがないか見ておくようにしましょう。

メンテナンスコラム:外装工事に適した季節はいつ?

花粉症の方は春がオススメ!

・工事期間中は洗濯物を外干しできません。花粉症の家族がいる場合は、花粉が多く舞う春に施工するとよいでしょう。
バルコニー上に室外機がある家では、一定期間エアコンが使えなくなります。真夏を迎える前に済ませることがおすすめです。逆にバルコニー上に室外機がない家では、窓を開ける機会の少ない夏・冬の施工がお勧めです。

おわりに

ポラスのメンテナンスでは「直して終わり」ではなく、不具合の原因と対応策をご説明し、今後生活する中でお客様自身が気を付けることなども併せてお伝えしています。

建築を知らないお客様にもご理解いただけるように心がけ、お住まいに愛着が湧くような情報を提供しています。

お住まいのメンテナンスのご相談は「暮らしのコンシェルジュ・デスク」へ!

暮らしのコンシェルジュ・デスク

また、情報誌スマイリング本誌に封入の「点検からメンテナンス・修繕はポラスにお任せください!」のチラシが、WEBでもご覧いただけます。→チラシを見る!

引用元:情報誌スマイリング2024年春号

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