長寿大国日本。日本人の平均寿命は女性87.5歳、男性が81.4歳。長寿世界一の国です。

しかし健康寿命(医療・介護に頼らずに自立して生活ができる期間)は女性75.4歳、男性72.7歳と、平均寿命との大きな差があります。それだけ介護が必要になる方も多いということです。

親御様にはいつまでも元気でいてもらいたい。その為には親御様の変化にいち早く気が付き、早朝に対策をする事が大切です。今から親御様の「もしも」に備えましょう。

 

年末年始に話し合ってみよう!

スマイリング読者の皆様は「まだ元気な親に介護の話なんてし辛い…」という方も少なくないと思います。

しかし、いざ介護に直面したときに、ゆっくりと話をする余裕はありません。間に合わせの対応になってしまい、親御様の希望に添えられない可能性も高いです。そうならないためにも、親御様が元気なうちから「もしも」について話し合っておきましょう。

それでも聞きづらいという場合は…

「お隣さん、急なお母さんの介護で大変だったみたいよ」など知人の介護体験や介護に関するニュースなどを話題のきっかけにし、「もしお父さんが将来介護が必要になったらどうする?」等とつなげてみてください。

 

話し合っておくポイント

どんな介護を望んでいるか

誰に介護してもらいたいか?
どんな生活を送りたいか?

老後の住まいはどうしたいか

自宅で介護サービスを受けるか?
介護施設に入居するか?

介護に使えるお金はどのくらいあるか

年金、預貯金、保険など、資産状況

延命治療は望んでいるか

元気なうちだから話し合える内容です。

 

親の「もしも」への備え5大項目

1.親が元気なうちから話をしておく
2.親の日頃の暮らしを把握しておく
3.地域の情報収集をしておく
4.会社の介護休業制度を把握しておく
5.兄弟姉妹で親の事を話し合う

筆者:柴 俊之
介護福祉士/福祉住環境コーディネーター2級/宅地建物取引士

母親が認知症になったことがきっかけで介護の世界へ。現在は超高齢社会でも安心して暮らせる街づくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて活動中。

引用元:情報誌スマイリング2016年春号

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