皆さんは親の「もしも」について兄弟姉妹と話し合ったことがありますか?


・もしも、急に親が要介護状態になったら?
・誰が面倒見る?
・介護保険の手続きは?
・介護資金はどうする?

……その時が来たら、仕事や子育てで忙しくても、後回しにはできません。

話し合う時間がなくて、親御さんの一番近くに住むお子さんに負担が偏り、大変な思いをすることになるかもしれません。

いざという時のために、今のうちから兄弟姉妹で話し合っておきましょう。

 

絶対に一人で抱え込まない

「お兄ちゃんのところは上の子が受験だし、弟は仕事が大変だから……今お母さんに何かあったら私がなんとかしなきゃ。」と周りに頼り辛い状況でも、絶対に抱え込んではいけません。

一人に負担が偏ると介護は長続きしませんし、後々兄弟姉妹間のトラブルの元になります。

 

「家族=チーム」と考え、役割を決めておく

親の介護はチーム戦です。

例えば……

親御様の近くに住む次男がリーダーとして各種手続きや、いざという時の判断をする。
・中距離に住む長女は週一回安否確認の電話と親の状況確認
・遠距離の長男は介護費用を多めに負担

など、各状況でできることを役割分担しておきましょう。

できるだけ負担が偏らない様に話し合う事が大切です。

 

親の「もしも」への備え5大項目

1.親が元気なうちから話をしておく
2.親の日頃の暮らしを把握しておく
3.地域の情報収集をしておく
4.会社の介護休業制度を把握しておく
5.兄弟姉妹で親の事を話し合う

筆者:柴 俊之
介護福祉士/福祉住環境コーディネーター2級/宅地建物取引士

母親が認知症になったことがきっかけで介護の世界へ。現在は超高齢社会でも安心して暮らせる街づくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて活動中。

 引用元:情報誌スマイリング2018年夏号

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