前回から 3 回シリーズで、住まいを永く、快適に保つために必要なメンテナンスをご紹介しています。

今回はポラスグループのメンテナンス担当で、ポラスでは初となる女性インスペクターの田村さんに、築 7~10 年の住まいを中心にインタビューしました。

特に築 10 年を迎える住まいでは気になる、10 年目の有償メンテナンスの必要性や、その内容について、詳しく掘り下げます。

【ポラスグループ】住宅品質保証株式会社

アフターメンテナンス部 田村さん

築7~10年の家のメンテナンスって、何をすればいいの?

築 10 年目に「10 年保証延長工事」があります。

紫外線や風雨に曝される中でどうしても家の劣化は進みます。身近なところでは日が当たるところに輪ゴムを置いておくと数カ月で劣化して切れてしまう事はご経験されたことがあると思いますが同様の現象がご自宅でも進んでいます。

安心して永く住んでいただけるよう 10 年を目安にメンテナンスをお勧めします。

新築時から 10 年間、雨漏りや構造躯体の長期保証が付いています。

10 年目のメンテナンスをご実施いただくことでさらに 10 年間の保証延長をすることができます。

延長工事には、保証延長の条件となる「必須工事」のほか、このタイミングで合わせて実施しておくとより安心な「推奨工事」の 2 種類があります。

保証延長の必須工事の内容って?

必須工事は、外壁・屋根メンテナンス・バルコニー防水・シロアリの4種類です。以下詳しくご紹介します。

外壁

サイディングと呼ばれるパネル材が貼られた外壁において材と材の継ぎ目にゴム状のシーリング材と呼ばれるものが施工されており、雨水の侵入を防いでいます。

そのシーリング材が紫外線等で硬くなりひび割れや剥離が生じてしまう為、古いものを除去して新しく打ち直す作業が必要になります。

屋根

屋根先端部の板金(カバー)を被せている下地材の劣化が進むと固定釘が抜けやすくなりカバーが外れてしまう事があります。そこから雨漏りに繋がるリスクが高い為、下地材の交換工事を行います。

バルコニー

バルコニーの床に施工されている防水材は日頃の歩行や紫外線等による劣化の他、万が一ひび割れが発生した場合の受け皿がありません。

その為、ひび割れる前にきちんとメンテナンスをする必要があり、既存防水層の上に積層施工をさせて頂きます。

シロアリ

シロアリは倒木や腐った木材等身近なところに生息しており、何らかのタイミングで侵入された場合大きな被害に繋がる事があります。

すぐに食害に気が付く事は難しく、気が付いたころには大きな被害になっている事も多いですので、予防的処置として消毒が必要です。

ポラスって高いんでしょ?

費用が安い業者は中間マージンが無い分安いケースもありますが本来使わなければならない材料をカットしたり下地材を安価商品にしたりしているケースもあります。

ポラスの安心ポイント

ポラスでは新築時の情報を元に適切な材料を選定している他、現場入場する職人の指導を行い、ポラス
が指定する施工をする事で品質を確保しておりますのでご安心してお申込み頂けます。

例えば、バルコニー防水工事は他社では表面塗装のみで防水層を作る場合があります。

ポラスでは防水のメインとなる基材から再施工をした後にトップコートを施工するので防水性能もしっかりと確保できます。

推奨工事もおすすめ

必須工事に加え 20 年目には必須となる「外壁塗装工事」、「屋根塗装工事」もこのタイミングで行っておくと安心です。

悪質なリフォーム事業者や、ポラスの業者を装った建物点検や修理の訪問営業にご注意ください。

国土交通省・消費者庁からも注意喚起!が出ています。

いきなり「無料診断やってます」と訪問してきて、「異常がある」と不安をあおり、その場で契約を勧めてくる業者には注意しましょう。(※消費者庁ホームぺージより )

また、ポラスグループでは、業者に委託した建物の点検や修繕に関する訪問営業は一切行っておりません。ご不安になりましたら、名刺の提供または携帯しているネームプレートのご提示をご要望いただくか、暮らしのコンシェルジュ・デスクまでご相談ください。

お住まいのメンテナンスのご相談は「暮らしのコンシェルジュ・デスク」まで!

暮らしのコンシェルジュ・デスク

また、情報誌スマイリング本誌に封入の「点検からメンテナンス・修繕はポラスにお任せ下さい!」チラシが、WEBでもご覧いただけます。
「点検からメンテナンス・修繕はポラスにお任せ下さい!」チラシ

 

引用元:情報誌スマイリング2024年夏号

 

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