「親の介護への備えが必要なタイミング」は、いつだと思いますか?

介護が必要になる要因は大きく2つ。1つは加齢による身体認知機能の衰え。もう1つは、脳卒中、心臓病や骨折といった、年齢に限らない予期せぬ病気・けがによるものです。

もし親御様に突然介護が必要になったら……。いざという時に慌てないよう、相談先や地域の介護サービスなど、最低限知っておくべき情報収集をしておきましょう。

 

地域によって異なるサービス!

介護保険のサービスは基本的に全国共通ですが、自治体が行う介護予防の取り組みや高齢者向けサービス、ボランティアなどによるサービスは各地域によってその内容や利用条件が異なります。

無料または低価格のものも多いのでぜひ調べてみてください。

 

例えばこんなサービスがあります。

・シニア健康体操教室
体操、太極拳、ヨガなどの教室

・生きがい健康教室
歴史・文学等の学区集や趣味活動の場を提供

・食事宅配サービス
低価格でバランス良い食事の提供

・緊急通報サービス
ペンダントベルなど無料で貸出

・ごみ収集サービス
ゴミ出しが困難な人の家まで来て回収

・布団クリーニング
無料で布団の丸洗い・乾燥

 

これだけは知っておこう!「地域包括支援センター」

地域における”親の「もしも」総合相談窓口”が「地域包括支援センター」。

自治体のサービスや、介護事務所・施設などの情報が集まる場所なので、情報収集にも大変便利です。

各地域に必ず設置されているので、確認しておきましょう。
インターネットで「〇〇市〇〇区 地域包括支援センター」と検索してみてください。

 

親の「もしも」への備え5大項目

1.親が元気なうちから話をしておく
2.親の日頃の暮らしを把握しておく
3.地域の情報収集をしておく
4.会社の介護休業制度を把握しておく
5.兄弟姉妹で親の事を話し合う

筆者:柴 俊之
介護福祉士/福祉住環境コーディネーター2級/宅地建物取引士

母親が認知症になったことがきっかけで介護の世界へ。現在は超高齢社会でも安心して暮らせる街づくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて活動中。

引用元:情報誌スマイリング2017年夏号

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