その木、まだ枯れていないかもしれません!

冬の植栽は、枯れたと思ってもそうではない場合があります。

今回は、その見極め方をご紹介します。

まずは、枯れと間違いやすいパターン3つを見ていきましょう。

 

パターン① 水不足で元気がない

一般的に植物は低温になると活動が鈍り、必要な水分も減ってきますので、水やりはあまり必要ありません。

しかし、冬場は空気中の水分量も減っているために、意外と地面も乾燥しやすい状態になっています。

ワンポイントアドバイス

定期的に地面が湿っているかどうか確認しましょう。また、窓際の芝生など、雨が届きにくいところは注意が必要です。

 

パターン② 葉が伸びすぎて、元気がなくなっている

伸びすぎると枯れたように元気がなくなってしまう植栽もあります。

こういった場合は、枯れている葉を剪定すると、翌春に元気な葉が生えてきます。

 

パターン③ 冬は枯れたような状態になる植物である

落葉樹はその名の通り、冬に葉が落ちて枯れたように見えますが、実際には枯れていません。もし常緑樹の葉が落ちてしまったら要注意です。

宿根草は、冬は枯れたような状態になりますが、春になるとまた芽がでてきます。

 

枯れてるかも…と思ったらチェック!

契約時にお渡ししている外構図面で、お庭の植栽を確認してみましょう。

枯れたかなと思ったら、樹皮(木の皮)を爪などでガリッと削ってみてください。

木の中が緑色なら大丈夫! その木はちゃんと生きていますよ。

 

冬の水やりの注意点

冬に水やりをする場合は、暖かい日中にしてください。

気温が低い夕方にあげると、水気を含んだ土の温度が下がって凍結し、根腐れの原因となる場合があります。

 

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監修:中村 高志
JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)/宅地建物取引士

ポラスのアフターメンテナンス部門で10年間入居者の困りごとを解決してきた住まいのスペシャリスト。現在は安心して住み続けられるまちづくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて分譲地コミュニティサポートに取り組む。

引用元
情報誌スマイリング 2017冬号

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