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2022/05/01
親の「もしも」への備え 〜知ってお得に♪ 介護保険活用術
目次
認定を受けることで1~3割の費用負担で介護サービスを利用できる介護保険制度。
前回ご紹介したヘルパーによる訪問サービスの他に知っておくと大変お得なのが“介護リフォーム”と “福祉用具”への補助です。
介護が必要になった親御さんがお家で自立した生活を送る環境づくりの重要なキーとなるこの2つのサービスについてご紹介します。
一律20万円の補助がある住宅改修サービス
要介護度によって支給限度額がある介護保険ですが、介護リフォームにかかる費用は支給限度額とは別枠で20万円まで7~9割の補助が出ます。
(例)※1割負担の場合:工事に20万円かかった場合、実費が2万円のみ)
例
- 手すりの設置
- 転倒防止のための段差解消工事
- スロープの設置
- 滑り止めのための床材変更
- 和式トイレを洋式トイレへ交換
レンタル・購入に補助がある福祉用具サービス
生活していく上で必要な福祉用具について1~3割負担(支給限度額内)でレンタルできます。
トイレの便座や、入浴補助用品など、レンタルにそぐわないものは購入となります。
こちらは年間10万円まで支給限度額とは別枠で7~9割の補助が出ます。
例
- 杖
- 車いす
- 置き型の手すり
- 置き型のスロープ
- 介護ベッド
ポラスグループでも介護リフォーム、福祉用品の取り扱いをしています。暮らしのコンシェルジュ・デスクまでお気軽にご相談ください。
親の「もしも」への備え5大項目
1.親が元気なうちから話をしておく
2.親の日頃の暮らしを把握しておく
3.地域の情報収集をしておく
4.会社の介護休業制度を把握しておく
5.兄弟姉妹で親の事を話し合う
筆者:柴 俊之
介護福祉士/福祉住環境コーディネーター2級/宅地建物取引士
母親が認知症になったことがきっかけで介護の世界へ。現在は超高齢社会でも安心して暮らせる街づくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて活動中。