スマイリングでは2024年の春号で、家計の節約につながるリフォームというテーマで、太陽光発電設備の導入に詳しい第一エネルギー設備の笈川さんと、住まいのリフォーム全般に詳しい住宅資材センターの福地さんに話を伺いました。

それから1年が経ち、社会情勢も激しく変化。高騰し続ける光熱費や物価に対抗するための対策について、改めて聞きました。

第一エネルギー設備
営業課

笈川 直也

 

住宅資材センター
リフォーム部

福地 愛

 

この1年で住まいを取り巻く社会情勢の大きな変化は?

福地:やはり物価高が挙げられますよね。お米や野菜など、昨年より倍近く値上がりしているものもあり、食料価格高騰が消費者物価指数全体の高まりを招いてしまっています。

笈川:2025年2月に国による電気・ガス価格激変緩和対策が終了したことで、光熱費も値上がりしています。これはまだ上昇傾向途中とみられており、今後も続くことが予想されています。

福地:リフォーム市場からの観点でいえば、防犯や防災に対する意識の高まりを感じます。ご自宅に防犯カメラを付けることや、震災に備えて耐震補強をご希望されるお客様が増えていると思います。

笈川:生活費高騰に対する対策にしても、防犯・防災対策にしても、「いずれは考えようかな」と思っていた方々が、「いよいよ腰を上げないと」と思い始めている感じはありますね。

 

物価高に対して有効なリフォームは?

笈川:電気料金は単価が上がっているため、生活の変化で使用量が増えると、それだけ家計に与える影響が大きいんです。裏を返せば、電気代節約をすることが家計全体の削減に大きな貢献となります。

私のおすすめは、太陽光発電と家庭用蓄電池の設置です。これにより光熱費を最大約8割も削減できるほか、そこに給湯器を電気とガスのハイブリッド給湯器に変えることで、さらなる節約につながります。

福地:削減できたお金を食費に回すのもいいのですが、さらにトイレやキッチンなど水回りのリフォームに回せば、水道代の削減とともに快適性アップにもなります。

あと私のおすすめは、二重窓へのリフォーム。住まいの断熱性能アップで冷暖房費削減になるほか、関心の高い防犯対策としても有効です。窓からの侵入に時間がかかるため、「空き巣がイヤがる家」になるためです。

リフォームのための補助金動向は?

福地:3カ年計画で行われてきた3省(国土交通省・経済産業省・環境省)連携による省エネリフォーム補助が、今年度が最後の年になると言われています。そんな補助金の給付状況を考えると、リフォームをするなら“今”なんです。

笈川:太陽光発電に関連する補助金は、多くの自治体でも実施されていますが、いつ申請が始まって、いつ締め切られるのかがバラバラです。その情報をキャッチするのが難しい。

ほかにも申請を通すためのテクニックもプロでないとわかりづらいので、補助金を活用してのリフォームをご検討する際には、「暮らしのコンシェルジュ・デスク」にご相談することをおすすめします。

 

リフォーム紹介&事例

水まわり(埼玉県Kさんご家族)

築30年が経過し、そろそろリフォームの時期だと考えポラスに相談いただいたKさん、「せっかく替えるなら高性能に!」ということで、お風呂、洗面台など水回りが新築同様の設備に生まれ変わりました。

「打ち合わせ~施工中まで、営業担当や職人の方が丁寧に説明してくれたので安心して任せられました。」

 

太陽光発電(埼玉県Sさんご家族)

光熱費削減と停電時の備えとして太陽光発電・蓄電池を導入したSさんご家族。特に、小さなお子様がいるため、停電時に冷蔵庫、エアコンが使えなくなる不安解消が導入の大きな決め手となりました。

初期費用はかかりますが、長期的に見れば光熱費の削減につながるので早めの導入がおすすめです!

室内に置かれた蓄電池。停電時にはここから電力を供給します。

太陽光発電と蓄電池の操作パネル。発電や蓄電の状況を確認することができます。

 

住宅省エネ2025キャンペーン

新築とリフォームを対象にした4つの補助事業により、家庭部門の省エネ化を促進します。
一部の新築住宅を除き、子育て世帯に限らずすべての世帯が対象になります。

詳しくは以下のリンクへ↓

住宅省エネ2025年キャンペーンとは

※ 長期優良住宅、ZEH水準住宅は、子育て世帯または若者夫婦世帯に限り補助の対象になります。(GX志向型住宅はすべての世帯が対象)

 

各種リフォームや補助金のご相談は「暮らしのコンシェルジュ・デスク」まで!

暮らしのコンシェルジュ・デスク

情報誌スマイリング2024年冬号に封入されている「我が家の電気代、再確認」「補助金活用ラストチャンス!」チラシが、webでもご覧いただけます!

→「我が家の電気代、再確認」チラシを見る
→「補助金活用ラストチャンス!」チラシを見る

 

引用元:情報誌スマイリング2025年春号

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