4年ぶりの通常開催。南越谷の夏に阿波踊りが帰ってくる!

越谷の夏の風物詩「南越谷阿波踊り」が、コロナ禍による延期と昨年の縮小開催を経て、8月25日(金)〈前夜祭〉・8月26日(土)・27日(日)の3日間、4年ぶりに通常開催されます。

今回は祭りを運営する4名の関係者の方に集まってもらい、南越谷阿波踊りの魅力について説明してもらいました。

「南越谷阿波踊り」とは?

南越谷に本社を構えるポラスグループの創業者・中内俊三は「事業を営む者として、地元への恩返しがしたい」「地域の人々にふるさと意識を呼び起こしたい」という思いから、自らの故郷である徳島県の文化である阿波おどりを、この地で開催しようと呼びかけ1985年に3万人を集めて第1回南越谷阿波踊りを開催。

以降、越谷の夏の風物詩として35年に渡り開催され続けてきましたが、2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で延期に。2022年は舞台踊りのみの開催となりましたが、今年いよいよ4年ぶりに70万人以上が集まる真夏の一大イベントが帰ってきます。

実行委員会、運営委員会メンバーが選ぶ
第37回南越谷阿波踊りの見どころ

鈴木さん(南越谷阿波踊り運営委員会 マネージャー)

山田さん(南越谷阿波踊り運営委員会 委員長)

笠原さん(南越谷阿波踊り運営委員会 マネージャー)

中沢さん(一般社団法人南越谷阿波踊り振興会/南越谷阿波踊り実行委員会 事務局長)

見どころ1:約80連、踊り手延べ6,500人!
日本三大阿波踊りに数えられる大イベント

徳島、高円寺と共に日本三大阿波踊りに数えられる南越谷阿波踊り。

参加連(踊りのグループ)は約80連、踊り手は延べ6,500人にものぼります。本場徳島からもたくさんの踊り手が参加し盛り上がります。

見どころ2:踊り手たちとの距離が近い!しかも無料!

南越谷阿波踊りは、徳島の阿波おどりに比べて、踊り手と観客の距離が近いと言われています。

しかも有料の桟敷席などはなく、すべて無料で鑑賞することができます。

山田さん「徳島の阿波おどりで、 最上位にいる有名連がやってきます!その迫力ある踊りを、ぜひ生で体感してください」

 

見どころ2:多彩な踊りを、スケジュール通りに見られる!

「流し踊り」(マップ内①)

「舞台踊り」(マップ内②)

「組踊り」(マップ内③)

「輪踊り」(マップ内④)

南越谷阿波踊りでは、目抜き通りを踊り歩く「流し踊り」、ホールの舞台で踊る「舞台踊り」、広場で各連の踊りを間近で見る「組踊り」、自由奔放な踊りで観客を魅了する「輪踊り」といったプログラムが分刻みで展開。

会場で配布されるパンフレットでどの連が、いつ、どこで、何を踊っているのかを事前に知ることができます。

 

見たい連のスケジュールを事前に把握すれば、よいポジションで見ることができます。また流し踊りが行われる道と、屋台が並ぶ道とは別なので、移動もスムーズ。

中沢さん「踊りが終わった連の動きにも注目! 踊り手が鳴り物をサッと受け取り、自分たちで持って移動します。踊り手のために汗ををかいていただいている鳴り物に対する敬意の現れです。」

 

見どころ4:踊りたくなったら、誰でも参加できる!

踊りたくなったら誰でも自由に参加できる『にわか連』では流し踊り会場で踊りを披露できます。

また、流し踊りの最後のフィナーレの終盤には参加連と一緒に踊ることができます。

鈴木さん「”見る”だけでなく”踊る”のも阿波踊りの醍醐味!」

 

見どころ5:終了後はみんなで街をきれいに!

21時の祭り終了後は、踊り手、観客、鳴り物、スタッフが一体となってゴミ拾いが始まります。

「祭りの前より、街をきれいに」のモットーをみんなで大切に実践しています。

笠原さん「みんなで一斉に片付けるので、終了後、あっと言う間に元の街の姿に戻ります!」

 

実行委員会・運営委員会メンバーからのメッセージ

新型コロナウイルス感染症の影響で、3年間に渡り、私たち運営スタッフも残念な思いで「阿波踊りのない南越谷の夏」を過ごしてきました。

しかしこの間も、たくさんの方々から「どんな形でもいいから、阿波踊りを復活させてほしい」という声が寄せられていました。

それに応えるべく、ようやくイベントへの規制が緩和された今年は、本来の姿で開催できる運びとなりました。

2019年の第35回開催では、これまで最高の約78万人が集まりました。4年ぶりの本格開催となる今年は、大いに賑わうことと思います。

4年間で新しくこの周辺に引越してきたご家族や、小さなお子様の中には、南越谷阿波踊り初体験の方もいらっしゃると思います。

どうぞぜひ「生」で迫力ある踊りを見て、体験してもらい、「地域の人々にふるさと意識を呼び起こす」という想いの輪を広げてもらいたいと思っています。

引用元:情報誌スマイリング2023年夏号

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