親の「もしも」への備えをしよう

「親の介護」を考える上で大変重要な役割を担う「介護保険制度」。
介護認定を受けた方は1~3割の費用負担で介護保険のサービスを利用することが出来ます。

前回は大まかな介護保険のサービスをご紹介しましたが、皆さんが介護サービスと聞いてイメージしやすいのが「訪問ヘルパー」ではないでしょうか。

親御さんが自宅で暮らす上で様々な力になってくれるヘルパーさんですが、実は何でもお願いできるわけではありません。また、必要な時にいつでも来てくれるわけではなく、利用にはルールがあるのです。

では、実際にどのようなことをしてくれるのか、どうやって利用するのか、今のうちから知っておき、もしもの時に備えておきましょう。

 

訪問ヘルパーってどんなことしてくれるの?

訪問ヘルパーの業務は大きく分けて次の二種類に分けられます。

  • 身体介護……歩行、食事、入浴、トイレなどの介助
  • 生活援助……掃除、洗濯、調理、買い物など家事の支援

どちらもお願いできることとして共通しているのが、

『本人が日常生活を送る上で最低限必要なこと』

ということです。

ヘルパーにお願いできること、できないこと。

【身体介護例】
●できること
・食事介助
・トイレ介助
・入浴
・着替え介助
・自宅~病院の通院介助
・日常的な外出への付き添い(買い物、銀行、郵便局など)
●できないこと
・単なる話し相手
・散髪
・病院内の付き添い(※自治体による条件を満たす場合は可能。)
・娯楽、趣味、冠婚葬祭の付き添い、旅行同行

【生活援助例】
●できること
・本人の日常的な食事の準備
・本人が過ごす場所の掃除や整理整頓
・振込用紙を使っての振り込み代行
・買い物代行
●できないこと
・行事食(おせち料理)などの準備
・窓ふき、床のワックスがけなど手の込んだ掃除、庭の手入れ
・預貯金の引き下ろし
・ペットの世話や散歩
参照:スマイリング 2019年冬号

 

ヘルパーを利用するにはケアプランの作成が必要

訪問ヘルパーのサポートを受けるためには担当のケアマネージャーに相談し、あらかじめケアプランという毎月のスケジュールに訪問予定・サポート内容を決めておく必要があります。

例)火・金:入浴介助、水:掃除、毎月第3火曜:通院介助 など。

 

ヘルパーに頼めないことは?

保険外のサービス例
・旅行に同行してくれる介護旅行サービス
・庭の芝刈りや植栽剪定サービス
・訪問散髪サービス
・みまもり・緊急時駆け付けサービス
参照:スマイリング 2019年冬号

介護保険が使えない旅行、散髪などをお願いできる民間サービスもあります。全額実費となるため、ご家族でのサポートも詩やにいれて利用しましょう。

 

親の「もしも」への備え5大項目

1.親が元気なうちから話をしておく
2.親の日頃の暮らしを把握しておく
3.地域の情報収集をしておく
4.会社の介護休業制度を把握しておく
5.兄弟姉妹で親の事を話し合う

■詳細はバックナンバーをご覧ください。

 

筆者:柴 俊之
介護福祉士/福祉住環境コーディネーター2級/宅地建物取引士

母親が認知症になったことがきっかけで介護の世界へ。現在は超高齢社会でも安心して暮らせる街づくりを目指し、ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にて活動中。

 

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