
【教えて!ポラスペシャリスト】相続でこれだけは気をつけたい! 3箇条
目次
今回のポラスペシャリストは…

株式会社中央住宅
岩本 大介さん
相続診断士、不動産終活士の資格を持つ、不動産に関する相続のスペシャリスト。「ポラスのスマートシニアライフ」というWEBサイトでコラムも執筆しています。
ポラスのお客様より、これまでお寄せいただいた多数の相続に関するご質問にお答えする中で、私が感じている「これだけは気をつけてもらいたい」3つのポイントを紹介します。
相続でこれだけは気をつけたい! 3箇条
親の意思は、元気なうちに!

親御さんが今は元気であっても、事故にあったり、認知症で意思表示ができなくなったりということはいつでも起こり得ます。
亡くなった後のことだけではなく、例えば介護や医療の希望なども含めて、「これからの人生をどう生きるか」について、元気なうちに一緒に考えることが大切。
エンディングノートなどを活用すれば、あまり重い雰囲気にならず、コミュニケーションができます。
実家を複数人で相続するのは注意!

共有物件を売却するには、他の相続人と話し合い、足並みを揃える必要があります。
しかし共有者が認知症になったり、連絡が取れなくなったりという事態が起きると、それができなくなります。
こうなると、ただ固定資産税を払い続けるだけの「負動産」になってしまいます。
相続の流れを知っておく!

身内に不幸があり、相続の手続きが発生すると、慌ただしい中で様々なことを進めなければなりません。
例えば相続放棄は3ヶ月以内に行う必要がありますし、相続税の申告期限・納付期限は相続開始の翌日から10ヶ月以内となっています。
相続に備えよう!
このように、相続に関してはやるべきこと、知っておくべきことがたくさんあるのです。その複雑さゆえに、2016年時点では九州の広さと同程度の「所有者不明土地」は、2040年には北海道に匹敵する広さに拡大すると言われています。
当事者にとっても日本全体にとっても、相続問題の解決は待ったなしなのです。
相続に関して、もっと知りたい方は……岩本さんが講師を務める「親の相続・終活セミナー」へ!