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2021/08/02
棟下式(むねおろしき)レポート
目次
長らく住んだ建物に感謝し、地域の皆さんと一緒に楽しくお見送りをする式典「棟下式」。今回は、さいたま市・武藤様ご家族の棟下式に密着しました。
思い出が詰まった我が家にありがとう。感謝と別れを告げるセレモニー
集合・準備
築72年のご自宅を棟下式で見送る準備をします。まだまだ使える小物は、ご近所にお裾分けする「棟下市(むねおろいち)」でリユースすることに。
清祓い
土地の神を呼び清める「清祓い」。氏神様である武蔵一宮氷川神社へお願いしました。お施主様ご家族を先頭に、解体やリユースに関わる皆さん、ポラスのスタッフも参列し、感謝を込めてお祈りしました。
思い出お伺い&古材レスキュー開始
古材のレスキューを行う前に、お施主様の心境や家での思い出話を伺います。昔のアルバムなども出てきて、皆さん一緒に眺める光景も。まだ使用できる古材は、お施主様にも喜んでいただけるよう、必要としている建物の建築用に、できるだけリユースします。
お庭で棟下市を開催
骨董品や未使用の食器、衣類などを陳列。お庭の草花も含めて、ご近所の方々に向けた無料のリユース市が開催されました。
棟下式終了
「これまで自分たちが住んでいた家での思い出がよみがえってきました。この家がなくなるのは寂しいのですが、このような式を行ったことで、自分の中で『最後の締めくくり』ができました」と武藤様は感慨深げに語ってくれました。
棟下式…その後
7月に東武動物公園駅にオープンした施設「ひとつ屋根の下」。外観に築72年の古材が利活用されました!